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2008年1月 9日 (水)

ニューヨーク旅行 二日目

 ホステルは安いのだが、当然安いだけの制約がある。今回泊まったのは四人部屋だったが、他の宿泊客は明け方に帰ってきた。その後も比較的早めに彼らはチェックアウトしていった。当然物音で目が覚める。ぐっすり眠れない。そのせいもあって、私が外出したのは昼過ぎだった。

 ウエドネスデは買い物にも興味がないし、特に今日しなければいけないことがない。というわけであまり彼は気乗りがしないだろうが、昼間は再び彼をセントラルパークの東にある美術館に引っ張っていく。グッゲンハイム美術館を訪れて建物内部だけを見た後、メトロポリタン美術館へ。前回行った時は欧州美術エリアは工事中で、展示内容が不満だった。それで今回はそれだけをじっくり見たい。何といってもメトロポリタンはでかいから、全て見ていると一日使ってしまう。MOMAに行った時もそうだったが、行く度に展示内容が変わっている。前回のメトロポリタンの欧州美術エリアは工事中だったから猶更。そして今回は前回見逃した絵画を見ることが出来て満足。ニューヨークに再び来た甲斐があったというものだ。
 そして美術館の前の屋台で2ドルのプレッツェルを買ってみる。スーパーで売っているクラッカーのようなプレッツェルしか食べたことがなかったので、一度挑戦してみたかった。味としてはなんかちょっと固めのしょっぱいただのパン。特別まずくはないけれど、特にこれを食べなければいけない理由も見つからない。何故これがアメリカでは人気なのか正直疑問です。

 そして夕方に美術館を出ると、セントラルパークの北にあるハーレムへ行くためにルート101のバスに乗り北に向かう。ここには黒人音楽の殿堂、世界で最も有名なライブハウスの一つであるアポロシアターがあるのだ。まだ有名になる前のマイケル・ジャクソン、ジェームス・ブラウン、ナイル・ロジャースといった超大物がここで演奏をしていたという、伝説のライブハウスである。将来のスーパースターを夢見る音楽家が、未だにここで競争を勝ち抜こうとしているわけだ。
 ところが今日はそういうアマチュアの演奏する日ではなかった。しかも今日の出演者はどうもプロのラップ系か何かで、チケットも高い。ソウル系の音楽ならまだ行ってもいいかなと思ったのだが、正直今日の出演者には興味がなかったので、とりあえずハーレムの町並みとアポロシアターの外観を見るだけで満足することにする。落ち着いた感じの、いかにも高級住宅街といった感じのミッドイースト。しかしここハーレムは、賑やかなネオンやサインボードがところ狭しと立ち並ぶ。
 それにしても流石はハーレム、町行く人の殆どは黒人。黒人以外の人がいたとしても、大概がマイノリティーな人々。高級住宅街であるメトロポリタン美術館からほんの1キロ2キロ離れると、ここまで町並みが変わるものか。昔はハーレムはかなり治安の悪い場所であったようだが、最近は例えばアポロシアター周辺はそうでもないらしい。実際特に危ないようなことに会うことはなかった。ロサンジェルスのダウンタウン七番街に行った時にホームレスの黒人が道路を占拠していたことを考えれば、ここなんて平和そのもの。普通に店が開いているし、ホームレスではないであろう人々が普通に歩道を歩いている。
 ついでにここで夕食。アポロシアター近くのソウルフードのビッフェで初のアメリカ系アメリカ人の食事に挑戦。といってもちょっとオイリーな普通のアメリカの食事でした。その後は地下鉄レッドラインに乗って直通でホステルへ。今日も新体験がありました。お疲れ。

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