負の連鎖 大和生命破綻
また今日も株式は800円以上の暴落でした。今日の夜七時のNHKのニュースによると、10日間で28兆円の個人資産が消えたそうです。今日の暴落原因の一つは大和生
命の破綻です。破綻の原因は株式の暴落によって損失が発生したことです。もしこれが100%本当ならば、今回の株式の暴落がなければ大和生命の破綻はな
かったことになります。
またリートが破綻したのも金融システムがうまく働かなかったことが要因の一つです。
今後も株式の暴落によってこのような資産の毀損が生じる企業は続出するでしょう。またこれ以上の毀損を避けるために、今のうちに資産を売却し
ようとする動きも出てきます。そうするとそのような売却によってさらに株式市場は暴落していき、その暴落によって利益を失ったり破産したりする企業がまた
出てきます。消費減退や信用縮小による金融システムの硬直化も同様です。
残念ながらこの負の連鎖が実に悪い形で素晴らしくうまく機能しています。そしてその大元は、すでに多額の不良債権が世界中で発生しているとい
う事実によるもの。それを短期間で処理したり安定化させる方法が存在しない以上、まだ上昇反転するには基本的に早すぎる。今週末はG7もあるし何らかの対
策が出てくるでしょうが、取れる選択肢は限定的だと思います。長期的には当分低空飛行が続くでしょう。
今の株価の下落があまりにも急激であるということで、一部の専門家は現在の株価の割安感を指摘しています。しかしこの負の連鎖によって、各国
のGDP成長率や企業の売上・利益は今後さらにはっきりと悪化していきます。それが今の株価の「割安感」を打ち消し、現在の株価を正当化するでしょう。現
在の株価は数ヶ月前に比べて割安に見えますが、将来の経済・業績見込みを基にするならば割安感はなくなると思っています。実体経済の悪化が数字上で確認さ
れるのはこれからです。過去の数字を基に現在の株価を考えてはいけません。特にアメリカの株式はまだ下げ余地がある。
多くの専門家は今回の大暴落を事前に見抜けなていなかったし、今後のことについても楽観しすぎているように私には感じます。はっきりいうと彼らの能力はたいしたことがないし、本来ならばそれを出し抜くいい機会なのだが。
大和生命が破綻=株安直撃、債務超過に-生保で7年ぶり、契約は大半保護
10月10日11時1分配信 時事通信
大和生命保険(本社東京)は10日、一般事業会社の民事再生法に相当する更生特例法の適用を東京地裁に申請、受理されたと発表した。負債総額は2695
億円。金融市場の混乱による株価下落などで多額の損失が発生し、9月末時点で114億9000万円の債務超過に陥った。生保の経営破綻(はたん)は
2001年3月の東京生命保険以来7年半ぶりで、戦後8社目。
大和生命の07年度末の保険料収入は業界41社中36位で、保有契約高は1兆2450億円。生命保険契約者保護機構により、支払いに備えて積み立てている責任準備金の90%まで保護される。保険金の支払いは行われるが、更生計画の策定まで保険契約の解除はできない。
記者会見した中園武雄社長は「かかる事態を迎えることになり、心よりおわび申し上げる」と話した。同社は今後、社長以下の全取締役が辞任。更生管財人の
下でスポンサー探しを進める。スポンサーが現れない場合、同機構か、同機構が新たに設立する子会社が保険契約を引き継ぐ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081010-00000048-jij-bus_all
上場リートが初破綻 ニューシティ・レジデンス投資法人
10月9日20時52分配信 産経新聞
東京証券取引所上場のJリート(不動産投資信託)を手がけるニューシティ・レジデンス投資法人(東京都港区)は9日、東京地裁に民事再生手続きの開始を 申し立て、保全処分命令を受けたと発表した。負債総額は1123億円。上場リートを手がける投資法人の破綻(はたん)は初めて。
東証は11月10日付での上場廃止を決定。同法人が発行している投資口は約18万口に上り、金融機関のほか外国人投資家、個人など広範にわたるため、大きな影響が予想されるほか、リート全体の信頼性が崩れ、投資家離れに拍車をかける可能性もある。
同投資法人は平成16年9月に設立され、同年12月に上場した。資産運用を外資系企業に委託し、原則、賃貸住宅を投資対象として資産運用を行ってきた。 しかし、不動産市況の悪化で、金融機関からの不動産関連の融資が厳格化した影響で、資金繰りが困難となり、決済資金や借入金の返済ができなくなったと説明 している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081009-00000597-san-bus_all
| 固定リンク
「ニュース」カテゴリの記事
- 遂にアメリカでも車買い替え補助金か(2009.06.16)
- 117億円の巨大な国営マンガ喫茶について(2009.05.30)
- 世界最高の仕事・ハミルトン島の管理人の本当の狙い(2009.05.07)
- 車買い替え補助金の効果はいまひとつ(2009.05.02)
- 英雄毛沢東の虚像(2009.04.18)
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- 遂にアメリカでも車買い替え補助金か(2009.06.16)
- UAWの負の貢献(2009.06.13)
- 117億円の巨大な国営マンガ喫茶について(2009.05.30)
- 車買い替え補助金の効果はいまひとつ(2009.05.02)
- 英雄毛沢東の虚像(2009.04.18)

コメント