英会話学習の新時代
それがいいのか悪いのかわかりませんが、ファーストリテイリングや楽天が会社内での公用語を英語にするなど、やはり英語に対する要求はビジネスの世界ではやはり重要になっているようにも感じる。そのようななかで英会話学校のノバが倒産したりと一時期の英会話ブームが去り売上げが落ち込んでいたといわれた英会話ビジネスですが、新しい動きが出ているようです。
実は去年には私の友人から、スカイプを使って外国に住む外国人と英会話が出来る新しいサービスがあるので使っていると聞いてました。何でもフィリピンとかに住んでいるネイティプの人たちと、スカイプを使って英会話を安く練習しているのだそうだ。
これは面白いと思った。まず設備投資があまり必要ない。先生に仕事をしてもらうために、フィリピン等の外国においては事務所を開設してパソコン等を揃える必要はある。しかしそれでも日本に外国人の先生を招いて住ませることを考えれば非常に安いものであろう。また日本で事務所を構えて生徒に教室を使ってもらうのはかなりの負担になる。駅前の生徒にとって都合のいい一等地は当然家賃も高い。それらが必要なくなるのは非常に大きな優位性である。国境を越えて国際的に会話をするためのスカイプという設備投資をすでに他の人がやってくれていて、これにただ乗りできるのである。これは英会話レッスンを従来よりも格安で提供できることを意味する。
また日本人の講師を雇う際にも安く押さえることが出来る。自宅でパソコンを使ってもらえればいいのである。日本人は給与が高くても事務所や交通費が不要になり、やはり設備投資を抑えることが出来る。これはアメリカ等の先進国で講師を雇う際にも同様である。
生徒に関して、日本においてはパソコンは今時大勢の人が一家に1つくらい所有しているし、スカイプは無料でダウンロードできる。ヘッドセットや場合によってはカメラを購入する必要があるが、それもせいぜい数千円で買える。潜在的な生徒がこのサービスを利用しようと思ったときに、ためらうだけの理由とはなりにくい。レッスン料金が安ければ総支払い額はかなり安くなるはずであり、たとえスカイプを使用したことがない人が新たにスカイプの環境を整えるために数千円を支払うことになっても、このサービスを始めるにあたりあまり大きな障害とはならないであろう。
またこのサービスは生徒にとってももう1つ大きな利点がある。ノバは昔は駅前に教室があることをしきりに宣伝して人気を得たが、このサービスは生徒の自宅で出来るということである。家から出る必要すらない。しかも自分の好きな時間にいつでも練習が出来る。
時代映す「100円英会話」 ネット活用、進む価格破壊
フジサンケイ ビジネスアイ 2月5日(土)8時15分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110204-00000000-fsi-bus_all
企業がグローバル人材の育成を強化するなか、ビジネスマンらの語学に対する関心が一段と高まっている。拡大するニーズに対応して生徒獲得を狙う語学学校 では、工夫をこらした授業が続々と登場。特にインターネットやカフェなどを生かした低価格英会話スクールが人気の的だ。“価格破壊”の波が英会話学習に押 し寄せている。
都心に1人暮らしするIT系企業に通う30代男性社員は早朝、自宅のパソコンに向かい英会話に励むのが習慣になった。 「朝から夜まで仕事で、普通の英会話教室には通えなかったから助かる。値段も満足です」と話す。
このサービスは、ウェブサイトやコンテンツの制作などを手がけるライトアップ(東京都渋谷区)が1月から運営を開始した英会話サイト「ワールドトー ク」。講師がほとんど日本人という点が特徴で、外国人相手では質問などがしにくい初学者に好評だ。話題なのが、受講料が1回当たり25分で142円からと いう価格設定だ。
講師陣は、夫の海外転勤に帯同した主婦や海外経験のある高齢者などさまざまで、同社専属講師ではないために時給は抑えられている。さらに、世界中どこにいてもパソコン間で無料通話できるソフト「スカイプ」を活用することで、海外在住者らとの通信コストを抑えた。
それでも、なぜここまで安くできるのか。白石崇社長は「単独の事業では当然赤字。ただ、他にも多くのフランチャイズ事業やオンラインサービスを展開しており、総体で収益を挙げる考えで、今回はあくまで目玉事業の位置づけ」と説明する。
筑波大学発のベンチャー企業「アイデアインターフェイス」(兵庫県明石市)も受講者目線で語学サービスの低価格化を追求した会社のひとつ。同大学を昨年 卒業したばかりの20代の丸山要平氏が友人と共同で、昨年7月にオンライン英会話サービス「ラングリッチ」を始めたばかりだが、半年で登録数が約1600 人と好調な滑り出しだ。
月4980円(初回は2980円)を支払えば、1対1のレッスンを毎日受けられる。やはり1回当たりの受講料が100円前後だ。
安さの秘密は、英語を公用語として使うフィリピンで講師を雇い、人件費を抑えた点だ。スカイプでフィリピンと日本を結び、フィリピン在住の講師が現地からレッスンを行う。受講者はパソコンと音響機器さえ用意すれば、場所を選ばず気軽にレッスンを受けられる。
ネットではなく、講師の自宅やカフェなどで直接、日本人講師と対面して初心者向け英会話レッスンを受けられる英会話ビギン(東京都港区)も会員数を増やしている。
同社の場合、1回60分の対面レッスンで2500円と、一般の英会話学校のマンツーマンレッスン相場の3分の1程度に抑えている点が魅力だ。
「賃料が高い都心の教室などの固定費を極力かけないといった徹底したコスト削減でこの値段を実現した」(加藤いづみ社長)という。
「これまでは女性受講者が多く、男性受講者は3割程度だったが、今年は4~5割に増えるだろう」(加藤社長)。世界市場の攻略を急ぐ企業の動きや社内公用語を英語にするといった流れが影響しているとみる。
英会話業界における価格破壊をもたらした大きな要因は、インターネットを利用した学習「eラーニング」の存在だ。通信料の低価格化も後押しする。矢野経済研究所によると、23億円(2005年度)だった語学eラーニング市場は年々拡大し、09年度には30億円に達した。
ただ、過度な価格競争が質の低下を招くことを危惧する声も少なくない。富士通総研経済研究所の湯川抗主任研究員は「英会話サービスの運営会社が受講生に 取らせる共通の資格制度をより充実させるべきだ。実績を証明できる資格制度があれば品質面の競争が促され、グローバルに活躍する人材が多く輩出できるよう になる」と提案する。
高品質を維持できなければ結局、価格だけでなく事業も「破壊」しかねない。各社はどこまで顧客満足度を上げられるか。手腕が問われそうだ。(那須慎一、臼井慎太郎)
こうなれば英会話学校というビジネスモデルが根本的に変わってくる可能性がある。最早人々は英会話のために学校にわざわざ行く必要がなくなる。「自宅で」「いつでも」「より安く」英会話が出来るのだから。従来の英会話学校というものがそのままビジネスを続けていくことが困難になってくるのではないか。
もちろん一対一だけでなく大勢の仲間と共に楽しく勉強したいというような需要はこれからもあるだろう。そういう人たちのための従来の英会話教室も当然必要であるので、この新ビジネスで英会話学校が全て取って代わられるとは思わない。だがこのビジネスには強みがあると感じるので、シェアを奪われるのは避けられないだろう。この産業に激震が起きる可能性がある。
しかしこのビジネス、設備投資が必要ないだけに参入も容易なようで、早くもたくさんの業者がサービスを提供して競争に陥っているようである。その分価格も低下することになるだろう。サービスを提供するほうにも生徒獲得のためにさらなる工夫や質の向上が必要とされる。それは英語を学習したい生徒にとってはありがたいことである。
| 固定リンク
「ニュース」カテゴリの記事
- 大学の9月入学のギャップタームと大学の狙いについて(2012.03.31)
- 教師は君が代を起立して歌わない自由があるのか、大阪の条例について(2012.02.29)
- スズキとVWの提携解消について(2011.10.10)
- 新エネルギー開発投資(2011.10.05)
- ダイハツ・イースは実用的な低燃費車(2011.09.30)
「ビジネス」カテゴリの記事
- 売却するために会社を作るというビジネス(2011.11.08)
- 水戸黄門とLED電球から見た企業戦略(2011.10.25)
- スズキとVWの提携解消について(2011.10.10)
- エアコンの風を体に直接当てるとよく冷えるし節電になるのでは(2011.07.16)
- スカイアクティブ・デミオの予約状況(2011.07.01)


コメント
英語圏に行けば、片言の英語でも通じる。暮らしてゆける。
完全な英語でなくても、英語環境がととのっているから通用するのである。
英語環境がととのっていれば、そのうちに、英語も上達する。
我が国においては、どんなに英語が堪能であっても就職先に困る。
それは、人々が英語を使わないからである。これでは、暮らしがなりたたない。
日本の学校で6年間英語の授業を受けてもまず話せるようにならないのは、英語環境がととのはないからである。
一歩学校の外に出ると英語を使わないのでは、せっかく習った英語も錆ついてしまう。
日々の学習努力も賽の河原の石積みとなっている。
日本の学生のために英語環境を整えることが、語学力を増すことにつながると考えられる。
それには、英語を我が国の第二公用語にするのがよい。
国民も政治指導者も、英語の使用を日本人のあるべき姿と考えることが大切である。
国際社会において、我が国を代表する政治家にも英語の堪能さが見られない。
日本語のみを使用する社会において、実用にならない言語の学習は空しいばかりである。それにもかかわらず、我が国においては英語教育に名を借りた序列争いばかりが激しく行われている。
英語の学習を民間に奨励するだけでは充分ではなく、英語を習得したことに対する国家の強力な報奨(incentive)が必要であります。
英語を実用の言語とする政治指導者のさきを見据えた努力が大切です。
たとえば、公務員採用試験に英語の能力にすぐれた人物に優遇処置を施すなどの法的裏づけなどが効果的でありましょう。
英米人には、手先・目先の事柄に神経を集中する特技は得られないようである。かれ等は、生涯、歌詠みにはなれないでしょう。
日本人には、英語を使って考えることはきわめて難しい。しかし、これは不可能ではない。全員ではないが、知識人には為せばなる学習であると私は考えています。
わが国民の作る細工物は出来栄えが良い。なおその上、英米流の哲学にも良き理解を示す民族となれば、未来の日本人は鬼に金棒ということになるでしょう。
だから、英語を我が国の第二の公用語とすることには大きな意義があります。実現の暁には、我が国民のみならず、世界の人々に対しても大きな未来が開けることと考えられます。
一見我が国は教育大国を目指しているようであるが、大人の教育はない。つまり、子供が大人になるための教育はない。
我が国においては、教育といえば子供の教育のことを指している。目先・手先のことのみを述べる人は、子供のようである。
大人には考える教育が必要です。一人一人に哲学が必要です。
現実と非現実の間に区別を置くことなく語る人の内容には意味がない。だから、日本の知識人には価値がない。
「感情的にならず、理性的になれ」と国民に訴える指導者がいない。
「国民の感情に反する、、、、、」と言うのでは、主張の論拠にならないが、それのみを言う。
感性 (現実) あって理性 (非現実) なし。我が国は、一億総歌詠みの国にとどまっている。
大学生は入学しても、キャンパスで4年間遊んで過ごすことになる。
無哲学・能天気の大学生は、平和ボケ・太平の眠りの中にいる。
「入学を易しく、卒業を難しく」というような教育方針は現状を観察すれば空しい限りである。
日本人は、国連中心主義が好きなようだ。
国連の議場で世界の人々を説得するためには、自己の言葉が冴えわたる必要がある。
議論のできない人があえて国連中心主義を唱えるのは、自己の他力本願を表明するための手段ということになるのであろうか。
http://www11.ocn.ne.jp/~noga1213/
http://page.cafe.ocn.ne.jp/profile/terasima/diary/200812
投稿: noga | 2011年2月 6日 (日) 05時12分